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メディア運営について、いまこんなふうに考えています

窓際の木製テーブルに置かれたノートとペン

最近、自分が運営しているエンタメ系メディアのことで、いろいろ考える時間が増えました。

とくに12月に入ってから、検索の仕組みやメディアを取り巻く環境の変化を、これまで以上にはっきりと感じています。

実は、こうした違和感は、今年の春ごろから「このまま同じやり方を続けていていいのだろうか?」と、うっすらと感じていました。

それが、12月に入ってからさらに状況が進行し、はっきりとした手応えに変わり、いまは大きな構造の変化なのだろうと思うようになっています。

この記事は、そんな変化の中で、いまぼく自身がどんなことを考え、これからこのメディアをどう育てていこうとしているのかを整理した記録です。

目次

成果が出なくなった理由は、検索の仕組みが変わったから

11月はそこそこ成果があったのですが、12月に入ってからというもの、アフィリエイトの成果が圧倒的に出なくなってしまいました。現在展開中のGoogleのコアアップデートの影響も多少はあるかもしれません。

ただ、それは記事の質が落ちたとか検索順位が下がったからという話ではありません。

むしろ、上位表示できているキーワードは今も多く検索結果にも表示されています。それでもクリックされなくなり、成果がほとんど発生しなくなりました。

原因はとてもはっきりしています。Google検索の上部に表示される、「AIによる概要(AI Overview)」です。このAI Overviewが採用される検索結果が増えたことによって、ユーザーは記事を開かなくてもその場で答えを知ることができるようになりました。

これまで「検索で上位表示されていれば成果が出る」という前提で続けてきた運営の形が、いまの環境には少しずつ合わなくなってきたのだと思います。

このメディアがいま苦しんでいるのは集客ができなくなったというより、成果が出る構造そのものが変わってしまったからだと感じています。

これまでのやり方を、いま見直しているところです

この気配を感じはじめた頃から、このまま同じ形を続けるのは違うだろうなと考えるようになっていました。

これまでのぼくのエンタメ系メディアの運営は作品情報や配信情報などを丁寧にまとめる、いわばデータベースのような形でした。でもこうした形式は、いまやAIがとても得意な領域になっています。

だからこれからは、このメディアを少しずつ「編集メディア」のような場所に育てていけたらいいなと思っています。

単なる情報の集合体ではなく「どう楽しむか」「どう味わうか」「どんなふうに人生に重ねていけるか」そんなことを言葉にしていく場所です。

メディア運営の原点に、立ち返る

こうして考えていくと、これは新しい挑戦というより、メディア運営の原点に戻っていく作業なのだと思っています。

情報を並べることよりも、誰のためになにをどんな想いで届けるのか。そのいちばん大切なところに、もう一度立ち返っていく感覚です。

そして実は、こうした考え方についてはGoogleはずっと前から警鐘を鳴らしてきました。「検索結果に表示されること」そのものを目的としたメディア運営をしないように、もっと人の役に立つ情報を誠実に届けるようにと。昔から、Googleはそういうメッセージを何度も出していました。

いま起きている変化は、ある日突然やってきたものではなく、ずっと前から予告されていた流れなのだと思います。

これからは、Googleの外にも目を向けていく

そして、読者にとって必要な情報、読者が知りたい情報を発信することはもちろん、発信する情報そのものを丁寧に整えていくことに加えて、これからはGoogle以外でも露出していく取り組みがますます大切になってきました。(以前からですけど……)

とても広い世界なので、「こうするといいですよ」と、ぼくから一方的に提案するのは、正直なところなかなか難しいとも感じています。

ただ一例として、ぼくがこれまでも紹介してきたXだったり、ブログのポータルサイトだったりがよい例です。

ほかにもきっとできることはたくさんあって、ジャンルによってはInstagramと相性がいい場合もあるでしょうし、YouTubeやnoteなどを活用していくのも一つのアイディアだと思っています。

この広い世界にどう取り組んでいくかについては、ぜひ一緒に情報交換しながら少しずつ育てていけたら嬉しいです。

人にしか書けない価値を、いちばん大切にする

AIは事実や一覧、配信情報などを高速かつ正確にまとめることができます。

でも、なぜその作品が心に残るのか、どんな人の人生にそっと寄り添うのか、似た作品と何が違うのか、触れたあとになにが静かに残っているのか。

こうした感情・体験・解釈・推しポイントは、やはり人にしか書けないものだと思っています。
ぼくのエンタメ系メディアでは、これからはそこをいちばん大切にしていきたいです。

実際に、今年からエンタメ系のメディアを再スタートしている、ぼくの周囲の人たちの中には、推し要素が非常に強いメディアを運営している人たちが複数いて、その人達のメディアはいま多くの人が目にするようになりつつあり、順調に育っています。

「選ぶ時間」を支えるメディアへ

これからは「配信情報」や「一覧まとめ」といった検索意図だけに頼るのではなく……

  • 触れたコンテンツの次に何を選べばいいか
  • このジャンルが好きな人にはどんなものが合いそうか
  • いまの気分にはどんな作品がちょうどいいか
  • この作品が好きだった人なら次は何を楽しめそうか

そうした「選ぶ時間」を支える記事を、ぼくのメディアの中でも少しずつ増やしていこうと思っています。

いちばん大切にしたい読者のこと

ぼくがいちばん大切にしたい人たちは、エンタメが好きで仕事や日々の暮らしの合間に、ひとりで静かにじっくりと作品を楽しむ時間を大切にしている人たちです。

いまの気分に合うものを探したり、この作品がよかったから次は何を観ようか考えたり、そうやって自分の時間を大事にしながら、少しずつ世界を広げていくことが好きな人たちです。

そういう人たちのそばで、「これ、きっと好きだと思いますよ」と静かに声をかけられるような、そんなメディアでありたいなと、いまは考えています。

これからの話

ありがたいことに、ぼくは比較的時間の使い方に融通がきく環境にいます。

さまざまな作品やコンテンツに触れながらレビューしたりおすすめしたり、ときには続けてイッキ見を楽しんでその流れごと紹介したりしながら、このエンタメ系メディアをゆっくり育てていこうと思っています。

そうして、好きなものを一緒に楽しむ人が少しずつ増えていって、その延長線上でアフィリエイトでもきちんと成果が出て、広告主さんからも「ここなら広告を出したい」と思ってもらえて、たくさんの人に読まれるメディアになっていったら、それはとても嬉しいことだなと思っています。

検索の環境は今年大きく変わりましたが、ぼくのエンタメ系メディアはみんなの実験台だと思って、まだまだ続けていきます。形は少しずつ変えながら、これからも静かに積み上げていく予定です。

誰かの役に立ちそうなら、そっと届けてもらえたら嬉しいです

この記事を書いた人

長くブログやWebと向き合い、試行錯誤や遠回りを重ねてきました。続ける中で、何を足すかより、何を選ばないかを大切にしています。このブログでは、迷いを整理するための判断の軸を静かに言葉にしています。
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